鼻根部、鼻筋、鼻先部、小鼻、鼻翼、鼻柱、鼻穴の形状をよく観察する必要があります(図3)。鼻筋の真っ直ぐな人は殆どおりません。どの方向にどの様に変形しているかを患者に良く理解してもらう必要があります。この理解が不十分だと鼻を高くしたときに曲がり具合がより目立つようになることがあります。
鼻の悩み
共立美容外科仙台院の鼻形成
東洋系の民族の鼻は鼻根部(目と目の間)が低く、ダンゴ鼻に見えやすいものです。日本では鼻を高くする美容外科手術、隆鼻術が盛んに行われています。
鼻筋以外にも鼻のお悩みは多数あると思います。鼻翼が大きくて悩んでいる方、鼻先が上向きで悩んでいる方、鼻先が大きくて悩んでいる片などさまざまなお悩みがあり、共立美容外科仙台院では各種鼻のお悩みに対して最新の技術や材料を用いて安全性の高い治療法をご用意しております。
鼻の解剖とプロポーション
1)計測値
A)標準的な顔のバランス
正面、側面とも標準的なバランスが発表されています。だだし、これらはあくまで標準的なものであり、各個人に当てはまる絶対的なものではありません。しかし、これらのバランスを理解しておくと、手術の方向性が自然と明らかとなってきます。
B)正面
- 水平方向での分割(図1A):額の生え際、眉間、顎先の分割ラインが角3分の1ずつとなります。また、鼻先、口、顎先の分割は、それぞれ3分の1、3分の2となります。
- 垂直方向での分割(図1B):右耳、右目尻、右目頭、左目頭、左目尻、左耳を分けるラインがそれぞれ5分の1ずつとなります。
C)側面
- 鼻の角度:鼻根部での角度は、男性で約33度、女性で35度となります。
- 鼻口唇角:男性で約91度、女性で約93度となります。
D)Eライン
鼻先、上唇、下唇、顎先を結んだライン(図2)。通常、この4点が直線になるのが望ましいとされております。これらの4点に乱れがあっても、その乱れた1 点を補正するべきかどうかは、かなり厳密な検証が必要となります。例えば、鼻先と下唇、顎先を結ぶラインより上唇が落ち込んでいる患者のかみ合わせを検証してみると、受け口とオトガイ部の突出のためこのような不正なラインとなっている場合があります。この場合は、上唇を突出させるのではなく、逆に、下唇と顎先を後退させることが必要となります。このように、Eラインの乱れの原因を突き止めるには、エックス線検査やかみ合わせの検査などが必要となることが多く、できれば矯正歯科との緊密なコンサルティングと協調関係のある病院が有利です。共立美容外科仙台院は、仙台セラミック矯正歯科との協調関係をもち、この分野では、日本でも有数の医療レベルを有しております。
2)解剖
A)外見
B)軟骨と骨
美容外科の手術において、最も重要なことは、軟骨と骨との関係を良く理解することです(側面:図4、正面:図5)。特に、大鼻翼軟骨は、鼻尖形成においては勿論のこと、小鼻の形成においても重要な役割を演じております。外側鼻軟骨と大鼻翼軟骨は、ともに多量のこう原繊維を有する硝子軟骨で出来ております。両者の結合は弾性力のある強い結合組織で形成されており、そのためかなり強い外傷にも耐えることが出来ます。大鼻翼軟骨の外脚は、外側に行くに従い、徐々に幅が狭くなり、鼻翼溝に向かって終わります。そのため外脚の全縁は、徐々に外鼻縁から遠ざかるようになります。したがって、鼻翼には軟骨が存在しないことを理解しておく必要があります。
3)当院の提案
シミュレーションを行い最も自然な形を提案します。
鼻の悩みの各種治療法
低い鼻や鼻筋の悩み
プロテーゼによる隆鼻術
シリコン製のプロテーゼを鼻の内側から挿入し鼻筋を整えます。手術になりますが、鼻の内側にメスをいれるので傷跡は目立ちません
ヒアルロン酸注入隆鼻術
人体に安全な注入物を注入することで鼻の形成ができるお手軽な手法です。
切らない鼻中隔延長(シャープノーズ)
人体に安全な注入物を注入することで鼻の形成ができるお手軽な手法です。
ワシ鼻修正
ワシ鼻の修正は鼻骨と軟骨を理想のラインに合わせて切り取る、または削ります。共立美容外科仙台院では最新の形成用ハイパワーローターで滑らかに骨を削ります。
鼻先の悩み
大鼻翼軟骨の自家移植による鼻尖形成
鼻翼の軟骨を移植し鼻先を形成します。鼻先を細くシャープにしたい方におすすめしています。
鼻先縮小・団子鼻
団子鼻や大きな鼻先を修正したい方に
小鼻の悩み
小鼻縮小
鼻の横の広がりや鼻の穴が大きいのをもっとスッキリしたい方に。手術になりますが、鼻の内側にメスをいれるので傷跡は目立ちません
同時に行われることが多い治療
鼻の毛穴の開きにフラクセルII
『古い皮膚を入れ替えて新しい皮膚にする』をコンセプトに開発されたレーザー治療器です。あらゆる皮膚のお悩みを解決します。
お手軽タルミ治療。目回りは特に効果的
レーザーリフティング
当院で開発されたレーザーリフティングは、皮膚の深部まで到達する非常に長い波長で高いエネルギーを使用して真皮のコラーゲンに熱変性を起こさせ、再構築を促します。
口元、エラやアゴのお悩みに
共立美容外科仙台院では提携している審美専門の仙台セラミック矯正歯科との連携により口元の治療も幅広く行っております。
よくある質問
鼻の手術を受けて、鼻に入れたものがずれたり、曲がったりはしないのでしょうか。長い年月のうちに変化したり、形くずれを起こすようなことはありませんか。
術後に挿入物がズレたり曲がったり、あるいは変化や形くずれを起こすことは、現在の技術ではまず起こりません。鼻骨の骨膜を剥離して骨と骨膜の間にしっかりI字型(ボート型)インプラントを挿入すれば、完全に固定してしまいます。固定するまでには、約1ヶ月かかりますが、その後は、たとえ手で動かそうとしても動かないほど強固に固定されます。
ただし、L字型又はI字型でも鼻尖までのものは、この部位に投入しても、生涯鼻先を曲げたり押したりすることを繰り返すうちに、固定部位がグラグラ動くようになるので注意が必要です。 また、このようなタイプのプロテーゼ(L字型、長いI字型)は、鼻先のつき上げの部位の皮膚が、長年の慢性循環不全により薄くなり、プロテーゼを直下(鼻先の)に触れたり、赤味を帯びたり、それを放っておくと鼻先に穴があきプロテーゼが露出する危険すらあります。
隆鼻手術の後、腫れが引くまでには何日くらいかかるのでしょうか。
鼻を高くする隆鼻術は、手術そのものは非常に簡単で、10分前後で終了します。腫れは手術後2~3日目がピークで、鼻根部を中心に腫れます。抜糸のためご来院いただく5~7日目くらいには、外に出てもおかしくない程度に腫れは引きます。
2週間目くらいには外見が仕上がりの鼻の状態に落ち着きますが、手術後1ヶ月経つまでぶつけないよう注意し、マッサージも控えてください。その後は誰が見ても、触っても、手術したことはまずわかりません。