エレクトロポレーション
クライオ-エレクトロポレーション(Caresys-S)
エレクトロポレーションは電気の力で、皮膚に電子孔を開けることで、有効成分を皮膚の奥深くまで浸透させる施術です。類似の施術に『イオン導入』がありますが、エレクトロポレーションはイオン導入に比べ20倍以上の薬剤浸透効果が期待できます。
共立美容外科仙台院が導入しているエレクトロポレーション機器・Caresys-Sは浸透率が高い仕様になっています。
このような方へおすすめ
- ツヤのある肌になりたい
- 小ジワが気になる
- 乾燥肌でカサついている
- 肌のくすみ、黒ずみが気になる
- 痛みのない施術がよい
- 肝斑がきになる方
Caresys-S(ケアシスS)の特徴
ケアシス-Sは45℃から-20℃まで調節しながら、高濃度の薬剤を導入できる「クライオエレクトロポレーションシステム」を採用した施術機器です。
エレクトロポレーションは非常に短時間の周期で電気を流すことで、数秒から数分間だけ皮膚の角質細胞の細胞膜に電気的な穴を開け、その穴を通して薬剤を皮膚の奥まで導入する治療です。痛みや治療後の赤みなどのダウンタイムがありません。
クライオ機能
ケアシスSは「クライオエレクトロポレーションシステム」を採用した施術機器です。クライオ機能とは、強力な冷却(クーリング)によって、電気で開けた穴を長く保ち、血管が収縮し、肌内に浸透した成分が血管に吸収されるのを防ぎ、同時に薬剤も冷却することで酸化を抑えながら、皮膚に浸透させる技術です。
ケアシスSは-20℃の強力なクーリングを行うことができ、レーザー照射後などにケアシスSで治療を行うことで、炎症による赤みや腫れを鎮静化させ、皮膚の機能を回復させる効果もあります。
エレクトロポレーションと他の治療の比較
通常肌につける美容液はその有効成分の濃度の約0.3%しか浸透していないと言われています。エレクトロポレーションでは角質の隙間を通って浸透していた薬剤が、「直接【穴】を通って浸透」していくため、イオン導入の約20倍の量を、また高分子のため浸透させにくかった薬剤を針で注射することなく導入することができます。 また、従来のエレクトロポレーションと比べ、冷却を加えることで血管が収縮し、導入した薬剤が皮膚に長時間とどまるため効果をさらに発揮できます。
また、イオン導入はイオン化した薬剤のみが使用可能であるのに対して、エレクトロポレーションは薬剤の極性に関係なく使用できるため、治療の幅が広がります。
イオン導入 | CARESYS |
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治療間隔
エレクトロポレーションは1度の治療で劇的な効果がえられる治療ではありません。まず2週間に1回、6回程度の施術をお勧めいたします。その後は1か月~3か月に1回の定期的なメンテナンスとして継続治療が効果的です。
他治療との併用
ケアレスSによるエレクトロポレーションは高い冷却効果と薬剤浸透効果がありますので、レーザー照射などの美肌・美白治療の術後のケアとしておすすめします。美肌・美白の各治療については以下のリンクから御覧ください。
エレクトロポレーションの効果・使用する薬剤
美白・シミ・そばかすに 『レナトスTaプラス』
有効成分:トラネキサム酸、アスコルビン酸Na、ヒアルロン酸
レナトスTaプラスは、肌への潤いとシミ・くすみなどのケアを目的に作られた導入剤です。お肌への優しさを考慮した処方に基づいて作られており、色むらが気になるお肌を透き通るような透明感のあるお肌へと導きます。美肌、美白を希望される方におすすめしています。
トラネキサム酸
トラネキサム酸は止血・抗炎症・抗アレルギー作用を目的として古くから使用されている医薬品でシミなどの原因となるメラニンの生成を抑制する効果があります。また、紫外線によって生まれるシミだけではなく、肝班にも有効です。
アスコルビン酸 Na
安定した形で皮膚に吸収され、皮膚細胞内にとりこまれてから、酵素反応によりビタミンCに変化し、直接細胞に働きかけ、メラニンの生成を抑制(チロシナーゼ)し、シミをできにくくします。また、出来てしまったメラニンを褪色(色素を薄くする)させる直接還元作用もあります。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は角質層の水分を抱え込み、それ以上の水分の蒸発を防いでくれることが期待できるため、トラネキサム酸やアスコルビン酸Naのような水溶成分を皮膚細胞内にとどめ、保湿効果を保つ働きがあります。
肌再生・美白・ハリ・シワ に 『ペップビュー』
有効成分:成長因子、ビタミンC、アルブチン、アルジルリン
神経幹細胞から抽出された高機能美容液『ペップビュー』は、70%の成長因子とペプチドを含んできます。導入することにより、肌の健康状態を向上させ、他の施術のアフターケアとしてもオススメしている高機能美容液です。ハリ、艶のある美肌を希望される方にお勧めしています。
成長因子
配合成長因子:KGF、EGF、IGF、PDGF、FGF、NGF、TGF
ペップビューに配合されている豊富な成長因子とペプチドは、肌の傷を治癒するタンパク質の強力な再生機能として、肌に栄養を与えます。特に、フラクショナルレーザーやフェイシャルレーザーなどの施術後に使用することで、ダウンタイムを最小限に抑え、施術自体の効果を促進させる働きがあります。
ビタミンC、アルブチン
安定した形で皮膚に吸収され、皮膚細胞内にとりこまれてから、酵素反応によりビタミンCに変化し、直接細胞に働きかけ、メラニンの生成を抑制(チロシナーゼ)し、シミをできにくくします。また、出来てしまったメラニンを褪色(色素を薄くする)させる直接還元作用もあります。
アルジルリン
アルジルリンは『塗るボトックス』と呼ばれ、表情ジワの原因となる筋肉への神経伝達物質の過剰な分泌を抑え、緊張を緩和させ、表情ジワを浅くする働きがあります。
料金
プラン名 | 価格 |
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美白・シミ・そばかすに
レナトスTaプラス 全顔 1回
(トラネキサム酸、ヒアルロン酸、アスコルビン酸Na) |
¥8,000 (税込:¥8,800) |
肌再生・美白・ハリ・シワ に
ペップビュー 全顔 1回
(アルジルリン、成長因子、ビタミンC、アルブチン) |
¥12,000 (税込:¥13,200) |
施術の流れ
カウンセリング
気になる部分について担当医師と綿密に打ち合わせします。
施術
気なる箇所に薬剤を浸透させていきます。
施術後
紫外線対策をしっかり行ってください。過度に擦ったり、揉んだりはしないでください。
注入が終わったら
始めは2~4週間毎に4回の治療(1クール)をお勧めしています。その後は1~3ヶ月間隔での継続治療がお勧めです。継続治療によって効果がキープされます。
- 患部以外のシャワーは当日から可能です。
- 洗顔・洗髪・メイク・患部のシャワーは翌日から可能です。
副作用・注意点
電気や薬剤によるアレルギー反応によって、発赤、熱感、痒み、痛み、ヒリヒリと熱く感じる状態,腫れ、発疹がおこることがあります。稀に凍傷や低温火傷(発赤、水泡、痂皮の形成)や、色素沈着が生じることがあります。
禁忌事項
以下の方はご使用になれません。
- ペースメーカー、金の糸や体内埋込式徐細動器など体内に金属類を埋め込んでいる方
- 妊娠、授乳中の方。
- 金属アレルギーの方。
- 単純性ヘルペス、皮膚硬化症、バクテリア、真菌感染症、開いた傷口、日光角化症、皮膚癌の症状がある方。
- 各種薬剤にアレルギーのある方。