首のシワ、顔のたるみを解消広頚筋ボトックス
広頚筋ボトックス
広頚筋ボトックスは、顔のリフトアップや首のシワ改善に効果的な美容医療です。この治療では、首の前部にある広頚筋という薄い筋肉にボトックスを注射し、筋肉の緊張を和らげます。ボトックスはボツリヌス菌から抽出されたタンパク質で、筋肉の動きを一時的に弱める作用があります。これにより、顔の下半分のたるみが改善され、フェイスラインが引き締まります。広頚筋ボトックスの効果は、施術後数日で顔のリフトアップが感じられ、数週間以内には首のシワも目立たなくなると報告されています。また、手術を伴わないため、体への負担が少なく、日常生活への影響も少ないです。効果は個人差がありますが、通常3ヶ月から6ヶ月程度持続します。
広頚筋ボトックスは、顔の下半分のたるみや首のシワが気になる人、若々しい印象を取り戻したい人に特におすすめです。30代後半から40代の女性に人気があり、見た目の若々しさを取り戻したいというニーズに応えています。
広頚筋(こうけいきん)について
広頚筋(platysma)は、頸部にある筋肉の一つです。名前の由来は、下顎骨の下縁から上胸部にわたる広い範囲の皮筋であることからきています。広頚筋は、下顎骨の下制と下唇の引き下げを担当しています。この筋肉は、顔面の表情筋として機能し、頚部と胸部の皮膚にシワを作ります。また、口角を下方に引く働きをします。この広頚筋の働きを弱めることで、首のシワを抑制し、口角を上げる効果があります。
広頚筋+口角へのボトックス
広頚筋と口角へのボトックス治療を組み合わせることで、顔全体の若々しい印象を与えることができます。この治療法は、顔の下部のたるみを改善し、フェイスラインを引き締めることで、全体的なリフトアップ効果をもたらし、口角への注射は、より明るくポジティブな表情を作り出すために口角を自然に上げる効果があります。さらに、ほうれい線やマリオネットラインの目立たなくなることで、顔の表情に若々しさを加えることができます。
効果と安全性
ボトックスの薬効は非常に高く、ごく少量の注入でも数日後に効果が現れ、3ヶ月~半年程度持続します。
一種の毒物を体内に取り込むということで、恐怖感をお持ちになる方もおられるかと思いますが、感覚神経には及ばず、運動神経のみに効きますので、痺れなどの感覚に変化が起きる事もありません。米国厚生省(FDA)の認可も通過しており、安全性は保障されております。
ただし、短時間の施術で劇的な効果を期待できる半面、注入する量や部位などは慎重に検討しなければなりません。
共立美容外科仙台院ではドクターの豊富な経験のもとに、しっかりとした治療とアフターケアをお約束いたします。
当院でボトックスに使用する薬剤
ボツリヌス毒素を使った製剤は現在数種類販売されており、当院では『ダイスポート』と呼ばれる製剤を用います。
一般的に米国アラガン社の製品の知名度が高いようですが、製品の品質・安全性共にまったく問題ないと申し上げます。
当院が『ダイスポート』を用いる理由として、第一に製剤の力価が高い(すなわち効き目が高い)事が挙げられます。
さらに、アラガン社の製品に比べ低価格なので、より多くの方々に安価で高品質な治療を受けていただくことが出来るようにするためです。
ボツリヌス毒素製剤では、施術の際に一定量の生理食塩水を製剤粉末が入った瓶に混合して使用しますが、当院では常に混合直後の鮮度の高い理想的な状態で使用します。一度混合した薬剤を数ヶ月もの長期にわたって使用したりすることはございません。
また、ボトックスは温度に敏感で、安定性に欠ける性質を持つ薬剤でもあり、保存状態によって薬の効果に大きな差が出ます。 当院では、製剤の搬入および保存とも、しっかりとした温度管理のもとに行っております。
ボツリヌス毒素製剤の作用機序
筋肉は神経からアセチルコリンという物質が筋肉に作用することで動きます。シワはアセチルコリンが過剰に分泌することで筋肉を多く動かすことで起こります。しわ取り注射はアセチルコリンが筋肉に伝達するのを阻害します。
末梢神経終末の接合部を示した模式図です。 | |
神経伝達物質の一つアセチルコリンは末梢神経から放出されると筋肉にあるアセチルコリン受容体に結合することで筋肉の収縮を促進します。また、自律神経の内、副交感神経を刺激し、脈拍を遅くし、唾液の産生を促す活性がある。 | |
ボツリヌス製剤を注入すると、A型ボツリヌス毒素が神経終末の受容体に結合します。結合するのは毒素の重鎖領域で、神経終末に対して高い親和性を示します。 | |
神経末端に取り込まれたボツリヌス毒素はさらに小胞に取り込まれます。その小胞が神経終末内部に形成されたのち、毒素の軽鎖領域が細胞質内に放出されます。 | |
A型ボツリヌス毒素はSNAP-25と呼ばれる蛋白を切断することにより、アセチルコリンの放出を阻害します。 | |
SNAP-25は細胞膜に局在し、アセチルコリンの放出に関与します。上記のメカニズムにより、アセチルコリンを介した筋収縮および発汗が阻害されることになります。なお、ボツリヌス毒素はアセチルコリンの合成や貯蔵、神経伝導には影響を及ぼしません。 |
注意事項・ダウンタイム・副作用
治療上の注意 |
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治療中の痛み等 |
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施術後の日常生活 |
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治療後の症状 ・副作用 |
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禁忌事項(下記該当の方は治療は受けられません)
- 肌が極端に弱い方
- ケロイドがある方
- 妊娠中または妊娠している可能性のある方
- 施術部位に金属プレート、シリコンなどを使用している方
- 重度の心臓疾患を有する方、妊娠中の方
- 感染性の皮膚疾患のある部位、大きな瘢痕組織のある部位
治療期間
通院回数 | まずはカウンセリングにお越しいただきます。カウンセリング後、同日もしくは別日に施術を行います。施術1ヶ月後に検診のために御来院いただきます。 |
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治療回数 | 1回 但し、定期的に注射を続けなければ効果を維持することができません。 しかし、長い間『ボトックス』剤の注入を繰り返していると、体内に『中和抗体』が出来て、思ったような効果が得られなくなってしまう場合があります。中和抗体を生まないようにするためには、短期間(2ヶ月以内)で再注入の繰り返しを避ける必要があります。3ヶ月に一度くらいの周期で、年に2~4回の施術が一般的です。 |
料金
ボトックス 広頚筋 |
¥50,000 (税込:¥55,000) |
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ボトックス 広頚筋+口角 |
¥64,500 (税込:¥70,950) |