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共立美容外科 仙台院 〜スタッフの声をお届けする『キョウリツインフォメーション』〜
2006年 8月 25日 (金) 10:25


へその形成
by 院長

時々へその形成で来院なさる患者がおります。勿論、大部分は、出べそですが、時には細長いへそにしてくれと言ってくる患者もおります。出べその原因は、へそに出来た過剰な瘢痕組織です。これが表面の皮膚を盛り上げているのです。触ってみると、固い感触がしますが、これはこの瘢痕組織のせいです。したがって、手術としては、この瘢痕組織を取り除き、きれいなくぼみを作ることが必要になります。通常、この隆起している部分をV字、あるいはU字に切開します。そして皮下を剥離していきます。癒着の強い部分では丁寧に剥離しないと、皮膚を傷つけてしまうことがあります。へそ全体に亘ってかなり広範に剥離しないと、綺麗な窪みができません。剥離後、瘢痕組織を少しずつ切除していきます。当院では、エルマン社のエンパイアという髪の毛くらいの細い電気メスを使用します。この方が出血が少なく、切れ味もシャープです。綺麗な窪みが出来ているかは、時々皮膚を元の位置に戻して確認を行います。十分な形が整ってきたと判断したならば、皮膚の縫合に移ります。丁度、袋を反対側に膨らませる形で行います。真皮縫合を確りと行ない、傷が開かないようにします。縫合が終了したら、突出した袋状の皮膚をへその窪みに合わせて反転させ、押し下げていきます。きっちり窪みに皮膚を押し当て、小球状にしたガーゼを詰め込み、固定糸で動かないようにします。固定糸で2週間ほど確りと押さえつける必要があります。この手術の注意点は、出べその部分の皮膚をそのまま切除してはいけないという点です。他院ではよくこのようなアンチョコな手術をしております。皮膚を含めて切除してしまうと、皮膚が足りなくなり、窪みのない変なへそになってしまいます。十分な窪みを作るには、多少時間がかかっても、綺麗な袋ができるように皮膚を形成する必要があります。




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